【トリプル】メガタブンネ~いたずらごころおさきにどうぞのすゝめ
今回の主役はこちら
メガタブンネです
103-60-126-80-126-50と種族値は強いし技もものすごく豊富ではあるもののメガ枠を割くかといわれると頷けない。そんなポケモン。
でもこの子の話はまた後で
ということで話は変わりますが
ハチマキブレイブバードと他の強力な先制技との指数を比べると
補正有A全振りファイアローのハチマキブレバ39420
ダントツの火力であることがわかる
また、制約付きのふいうちを見ても
アブソルのハチマキふいうち36000
メガクチートのふいうち27520
メガアブソルのふいうち26640
これでも及ばず。
そんなファイアローはORASトリプルにおいて常に使用率トップ5(というかシーズン12以外全てで2位以内)となっています。
まあその理由としてはS自体も126と非常に高く、同じ優先度同士での争いにも強い。ファストガード、追い風、よこどり、挑発など補助技も贅沢に揃っており、フェアリー耐性まで持っている。なんて部分も挙げられるわけですが。
とにかく、優先度+1で高威力の技を撃つのは強い。というお話でした。
なんといってもフェアリースキンの乗ったハイパーボイスが強力。タイプでは無効化されず、四分の一に出来るのもヒードランのみ。威嚇を受けないデメリットなしの威力117の全体技は拘りメガネでも持った場合にはテキトーに撃ってるだけで無対策のパーティをボロボロにするほど。
全体技は真ん中で撃てば単純計算で単体技の2,25倍の威力。必須要素の一つとされるほど強い。というお話でした。
トリプルバトルの花形(?)であるギミック構築のなかで最もポピュラーなエルテラの「テラ」の部分。中核を担うポケモン。
特性・せいぎのこころによって簡単にAを6段階上げ、タイプ一致の全体技であるいわなだれを撃つことが出来る。いわなだれは威力75。全体技の補正によって54まで落ちるにも関わらず、一撃で壊滅的な打撃を与えるほどになる。特にシーズン終盤で増える傾向にあります。対策必須。
火力が4倍になったらそりゃ強い。というお話でした。
・・・
以上を踏まえた結果、ステータスを6段階上げて通りの良い全体技を優先度+1で撃ったらめちゃくちゃ強いのではないか、という考えに至りました。強いならやりましょう。
これが先述した通りの良い全体技代表、ニンフィアの眼鏡ハイパーボイスで実現した場合火力指数140575が優先度+1で敵全体にぶっ飛ぶことになります
ピンとこねえよという方のために例を挙げるとH全振りシールドギルガルドが半減にも関わらず中乱数で吹き飛ぶほどの火力です。Sにある程度割いている個体が多いのでまず耐えません。耐える時はタスキ。モロバレルもガルーラを馬鹿にしたHD振りとかでない限りは一発でKO。メガガルーラなんて言うまでもないですね。
ギミック構築を考える上で大切なこと、ほぼ確実に決まるか決めれば勝てる
の内、後者を満たすことができそうです。
決めれば勝てるならいかにして決めるかを考えれば良いというもの。というか実戦以前に理論上可能なのか・・・?
やりたい流れ
初手はこう並べる
タブンネはバルビートになりきり(タブンネはいたずらごころになる)
バルビートはまもる(守っていてもなりきりは成功します)
ドーブルはこのゆびとまれ又はおきみやげでメガタブンネの被弾を軽減しつつ退場
2ターン目
タブンネはバルビートにシンプルビーム(いたずらごころにより先制)
バルビートはほたるび(たんじゅんになっているのでCが6段階上がる)
3ターン目
タブンネはお先にどうぞでバルビートをサポート、必要がなければトリル
バルビートはバトンタッチでニンフィアにC6段階アップを引き継ぐ
ゲッコウガは印なげつけるでなんとしてもニンフィアにバトンを繋げる
又は
4ターン目以降
ゲッコウガ又はニャオニクスはよこどりでワイガをはがすかニャオニクスならファスガで先制技を止めるか
出来そうですね。最終的にどんな形になったのか個別に紹介していきます。
ニンフィア@こだわりメガネ
ひかえめ フェアリースキン 191-76-97-178-150-80
ハイパーボイス はかいこうせん マジカルシャイン でんこうせっか
六体いてまともに殴れるのがこいつしかいない。バトンタッチを受けてハイパーボイスを撃つ固定砲台こと眼鏡ニンフィア。
正直ハイパーボイスしか撃たなかったが、バトンしたターンに悩みの種などが飛んできた場合に備えマジカルシャインを採用。タスキ持ちのポケモンが残った場合に詰めとして一度ニンフィアを引っ込めたあと電光石火で倒すというパターンも考えられるのでこちらも一応覚えさせておいた。
あとは防音持ち等が最後に残ったときタイマンで殴るのに一番火力の出るはかいこうせんを採用した。
ずぶとい さいせいりょく 209-58-135-81-111-82
シンプルビーム おさきにどうぞ なりきり トリックルーム
メガシンカ後→209-58-179-101-151-82
最初はおさきにどうぞとなりきりを両立するポケモンの中で圧倒的な耐久力を持つポケモンとして注目することになったポケモン。「強力なポケモンを先制で動かす」というのと「先制でシンプルビームを撃てるようになる」というのが何か素晴らしいシナジーを作り出してくれそうな気がして上記のギミックの一員となった。
トリックルームはファイアロー対策。悪戯お先ににどうぞでもアローのブレバよりは遅いので畳替えしで防げないこいつの対処法として、バルビートの守るとトリックルーム、次のターンのお先にどうぞバトンタッチを組み込んだ。
Sが変な値なのは最遅バルビートのほたるびより先にシンプルビームを撃てるようにするため。バルビートのレベルを下げるのも考えたが相手の技を耐えてもらいたい場面が多いのでタブンネの耐久力を削る方がよいと判断した。
なまいき いたずらごころ 172-78-76-52-139-81
アンコール ほたるび バトンタッチ まもる
いたずらごころ持ち且つ強力な積み技を持ちバトンタッチまで出来る素晴らしいポケモンがいたので活躍してもらうことに。
アンコールは引っ込んだあと便利なので採用。
やたら岩技撃たれるけど虫単ですよ?
それにしても
自分の尻が光ってるの眺めるのとかめっちゃ首痛くなりそうだし精神統一どころじゃないと思うんですけどどうなんでしょうか。
ドーブル@こだわりスカーフ
せっかち マイペース 115-72-36-25-50-139
初手でタブンネの動きを止めそうなポケモンを止めながら死ぬのがお仕事な最脆ドーブル。
対角(タブンネの正面)に挑発持ちが来てしまった時のためにトリックガードを採用していたが守るを貫通するなりきりがトリックガードには防がれることが判明。エルフーンの挑発を華麗に防いだメガタブンネが味方のトリックガードに守られたバルビートになりきりを防がれるという芸人っぷりを見せてくれた(プレイヤーのせい)。
泣く泣く挑発なんて大体エルフーンとボルトロスだろと割り切ってファストガードで妥協することにした。
ゲッコウガ@するどいキバ
おくびょう げきりゅう 149-103-118-123-91-191
あくのはどう なげつける よこどり たたみがえし
シンプルビームほたるび、バトンタッチの間にタブンネたちが倒れないよう時間稼ぎをしなければならないので一番有用そうなたたみがえしを覚えるゲッコウガを採用。
ファイアローのハチマキブレバを耐えるように調整し、たたみがえしが失敗することがまずないようにした。
炎や水に耐性を持っているのが結構なメリットになるので特性は激流に。
ニャオニクス@ラムのみ
おくびょう いたずらごころ 181-48-96-103-102-171
ねこだまし よこどり ファストガード いやしのすず
この枠は本当に最後まで悩んだし今も結論が出ていないが、とにかくコンボ成功後に負けるパターンとして一番多いと考えれられのが猫だましによってニンフィアが止められたターンそのまま集中攻撃で落とされるものだと思ったのであらゆる猫だましを止められるニャオニクスになった。
ゲッコウガが倒された場合に相手にワイガ持ちが残っていた時に必要な横取りも覚えられる。
あとはタブンネやニンフィアが状態異常にかかった時、お先にどうぞより早く癒しの鈴をすることで行動不能を防げるようにした。
ちなみにいたずらごころお先にどうぞで出した技はファストガードに防がれない(↓検証BV)
ので、先制技と横取り持ち両方が相手の並びにいるとき、ファストガードを横取りされてもハイパーボイスは通ります。躊躇せずファスガしましょう。
コンボ成功した時は最高に気分がいい試合運びになるので楽しかった。勝率は1500スタートと1650スタート両方で試した結果どちらも65%くらいでした。うーん
なんといってもスカーフドーブルより早く猫だまししてくるルンパッパとゲッコウガより早く大火力で殴ってくるドリュウズが辛かったという感じです。負けた試合雨と砂ばっかりでした。これはもう割り切るしかないですね。雨でも砂でもない、苦手でない構築には八割ほど勝てたので満足です。
実用的なものからそうでないものまで色々なギミック構築がありますが、その中でもギミック発動時の爆発力は相当大きい構築だと思います。ものすごい頻度で切断されますが超大火力はオススメですクセになります。
以上です。誓い技で虹を架けたりパールルをたたいたり色々なことをやるだけやって書いてなかったりするので気が向いたらまたお目にかかれると思います。
それでは