【トリプル】弱保ドンファンとデリバタフリーセン【第六回診断メーカー大会】
第六回診断メーカー大会に参加しました。
多分この記事を読んでる方の多くはご存じだと思うので大会の概要なんかはすっ飛ばして本題に入ります。
今回「さはる」が引いたパーティはこちら
←メガ
ランドロス!!!その他もなかなか高い数値のポケモンが揃っており、パッと見相当強そう!とは言ったものの、ランドロスとメガジュカインの四倍弱点が被っており、その氷タイプでフワライドも弱点をつかれる。それをカバーするシュバルゴがまた四倍弱点持ちであり、こちらはS操作ともかみ合っていないなど不安要素が多い。
普段なら四倍弱点は相手に合わせられなければよいためそれほど痛くないが、全体的に数値が足りず攻め手に欠ける今大会では、弱点を狙って攻撃範囲を広げてくるポケモンが多いと考えたためかなり不利になると判断。
要となるであろうランドロスも数値自体高いためサイクルに組み込むととても強いことから採用率が高いわけだが、これつまり周りも強いコマでまとまっていることが前提の強さであり、こういった環境では真価を発揮できないのではないか。
ということで引き直すことにしました。
今回の引き直しは語尾に「~ンネ」
そして「さはるンネ」が引いたパーティは・・・?
←メガ
・・・・・・
冷静に分析してみましょう
四倍弱点持ちが三体。内二体が岩四倍被り。電気弱点が四体。氷弱点が三体フリドラ弱点に至っては五体。メガ枠とS操作枠が噛み合っていない。最高火力がはりきりデリハードのゴッドバード。種族値合計32人中27位。
もう絶対引き直し前の方が強かったよと後悔しても後の祭りなのでいいところを
探してみることに。
・A種族値の高い地面タイプが二体おり、全体技が確保できている
・殴れそうなコマ+メガ枠が全て鈍足であり奇跡的にメガ枠がトリックルームを覚える
・展開補助にねこだましだけでなくいかりのこなを使うことが出来る
・不利な相手を強行突破するみちづれを使えるポケモンが二体いる
・前回もデリバードを引いたためデリバードともっと仲良しになれる
以上を活かした上での方向性が決まりました。
普通になぐり合うには数値が足りないので是が非でもトリルを展開してドンファンとドダイトスの地震を通していくというコンセプトで組んでいきます。
紆余曲折あったんだけど(詳しくは後述)最終的に落ち着いた形が以下の通り。
個別考察をわかりやすくするためまずはやりたいことをざっと紹介
バタフリーがいかりのこな、デリバードが猫だましでヤドランのトリックルームを通す
攻撃を引き寄せたバタフリーに退場してもらう
デリバードがドンファンに向かってこおりのつぶて、A↑2ドンファンが味方を巻き込まない地震を撃ちつつ反対側ではメガヤドランがS30を活かして攻める
その後は補完し合っていることを活かしてヤドランをドダイトスに変えたりしながら叩いていく。中心は強力なアタッカーとなる弱保ドンファン
これなら最低限戦えそうな感じがある。続いていつもの個別紹介へ。
ヤドラン@ヤドランナイト
なまいき どんかん 201-80-132-120-145-31
メガシンカ後 201-80-202-150-145-31
メガ枠として診断されたポケモン。ただし今回は主軸ではなくS操作役として動いてもらうことになった。
トリックルームは約半数のパーティに採用されていることが予測され、対策も厳しいと考えられるので、挑発を無効化できるどんかん個体を採用。またトリルに失敗したら負け確定なので極力耐えられるようにHDに全振りした。
メインとなる技が水タイプと地面タイプであり草タイプが辛すぎるのでれいとうビーム入れてみたが結果的にねっとう以上に打つ技となったのでよかった。ドンファン頼みになることを考えて採用したいやしのはどうは全く使わなかった。
これもしメガ枠でトリル出来るポケモン引いてなかったらほんとどうなってたんですかね。
ドダイトス@イバンのみ
ゆうかん しんりょく 201-177-125-72-107-54
ギルガルド枠として診断されたポケモン。ドダイトスをギルガルド枠と呼ぶのにどうも違和感があるんですがそういうことらしいです。
トリル下でじしんを撃つポケモン第二号としてどんどん殴ってもらい、トリルが切れたころに新緑イバンウッドハンマーができたらいいなあという感じ。
結果的に一番後悔が残ったのはこいつの技構成で、ひかりのかべなんてしてる余裕がなく、守るがあったら勝てたかもしれない試合があった。あとイバンのみは二回発動したけど二回とも自分で忘れてたので、イバンのみを使いこなすにはもっと記憶力が必要なんだと思った。
おくびょう やるき 121-55-65-117-65-139
個人的には診断大会のねこだまし枠としてお馴染みのデリバード。
「やったあ!前回使ったから育成の手間が省けたぞ!」とか言ってたらドンファンを優しく殴るためにA個体値を下げる必要があって結局厳選しなおすことになった。育成済みデリバードが二体になった。
四倍相手にはつぶてでもまあまあのダメージが入るため上げるか下げるか迷ったが、如何にドンファンに生き残ってもらうかのほうが大事だと思ったので下げた。実際に礫食らった後のドンファンが1残して耐えた試合があったので正解だった。
それにしてもフリーズドライが想定以上の強さだった。ペリッパーやキングラーをワンパンし、実際に当てる機会はなかったもののグライオン、ルンパッパ、トロピウスなど、四倍の相手とも多くマッチングして縛ってくれた。
弱いイメージしかないデリバードだがこのパーティにおいては猫だましによる展開補助、地面の無効耐性、ゴミみたいな威力の地面弱点先制技、重すぎる草への打点と、欲しい要素を凝縮したような素晴らしいポケモンだった。
デリバードの強さを一生分堪能出来たと言っても過言ではないほどなので、次回以降出場した時にはもうデリバードは引かなくていい。
バタフリー@ラムのみ
おくびょう ふくがん 167-54-70-110-101-134
むしのていこう ねむりごな いかりのこな しんぴのまもり
S操作枠として診断されたポケモン。ただ何度も言ってるようにこんな鈍足集団に追い風をしても仕方ないので、トリル補佐役となった。
いかりのこなしかしてない。
ハリーセンLv1@ふうせん
れいせい いかく 12-6-6-6-6-5
いたみわけ アクアジェット みちづれ まもる
いかく枠として診断されたポケモン。
半端に速く、大した火力があるわけでもなく、どうも一体だけ浮いてしまっていたのでどうしたもんかと考えていたところ、レベルを下げればメチャクチャ遅くなれるし痛み分けという一貫のとれた火力が手に入ることに気が付いてこうなった。
トリル下でドダイトスとドンファンに挟まれて地震を撃たれる展開になったとき、ふうせんでこれをかわしながら先制痛み分けによる攻撃補佐が出来る。また、デリバードの代わりにアクアジェットでドンファンの弱保を発動させることもでき、このときもレベルを下げていることが活きてくる。最悪後投げになっても威嚇によって相手の物理火力が弱められるようになっている。
さわっただけで死ぬような脆さなのでみちづれの後攻撃対象になれば確実に一体倒せるというのもレベルを下げた恩恵となった。
ふうせんがとてもよく似合う。
ゆうかん がんじょう 191-189-140-80-87-49
じしん ダストシュート はたきおとす まもる
自由枠として診断されたポケモン。
トリックルームからこいつの弱点保険発動なんとしてでも行うのが唯一の勝ち筋。
じしんは確定として草タイプが辛すぎるのでダストシュート、命中安定高威力のサブウエポンとしてはたきおとすを採用。エースにそう易々と倒れてもらっては困るので縛り解除の守るを入れて四枠確定した。
HP満タンなら頑丈で一回は耐えてくれるというのも弱保を持たせようと考えた理由の一つだった。
という感じ組みました。
さて、それでは実際戦ったらどんな感じだったのか、それぞれの試合内容を紹介していきます。
VSうみひょうさん×
一回戦は物理火力の高さが光るうみひょうさんが相手。
トロピウスくらいなら大丈夫と思いトリルを張ろうとしたらまさかの威張るが飛んできて岩雪崩の怯みと合わせて三ターントリックルームが出来ない状況に。
幸いメガヤドランへの打点がなかったようで四ターン目にはうまくバタフリーが退場した状態でトリルに成功した。が、その間にバリヤードから飛んできたフラフラダンスの影響でドンファンとデリバードが全く動けずトリルターンを消費し切って負け。
コンボに特化させ受け回しをする耐久力を切り捨てたことにより混乱やバステを解除できないという弱点が露骨に表れる形となった。
VS夜綱さん〇
二回戦はギルガルド枠にちゃんとギルガルドがいる代わりに進化前を二体も抱えてしまっている夜綱さんが相手。なんか前回もそんな感じのパーティと戦った記憶がある。
メガライボルトとワルビアルの威嚇二枚がきつかったが、バタフリーの退場から弱保発動、痛み分け&地震がうまく決まり押し切った。勝ち。
VSさささるさん×
三回戦はニャオニクスがトリル封印でもしてきたらその場で試合終了しそうなさささるさんが相手。
幸い封印はされなかったもののトリルを返されてしまう。グラエナとデリバードとのS関係を誤認したことにより非トリルの状態でメガヤドランとデリバードを失う大惨事になった。相手側も遅いコマがいたおかげで最後に残ったドダイトスのストーンエッジ一発分まで追い込んだものの負け。
ドダイトスに守るがあれば前のターンで択掛けが出来たので本当にそこは悔しかった。ひかりのかべとかいつ使う想定で入れたんだ全く。
VSミスちゃんさん〇
四回戦は威嚇が飛び交う今大会でかいりきバサミ持ちが三体もいる素敵なパーティのミスちゃんさんが相手。
いきなりキングラーのスカーフハサミギロチンがヤドランに飛んでくる心臓に悪いスタートとなったが無事トリルを展開。岩雪崩でデリバードとバタフリーが退場しドンファンハリーセンの並びを作って一気に制圧して勝ち。
VSキツネの喫茶店さん×
五回戦は前回大会でも最終戦で戦ったキツネの喫茶店さんが相手。
トリル展開と弱保発動には成功したもののうまくまわされてジリ貧になりトリルターンを使い切りほとんど何も出来ずに負け。
ということで前回、前々回に引き続き2-3という良くもなければ面白くもない結果に終わりました。毎回言ってるけど今度こそ勝ち越したいです。
とにかくいつも通り楽しい大会でした。主催のきゅんさん、診断作成のくらうんさん、対戦してくださったみなさん、ありがとうございました。そしてお疲れ様でした。
また締りのない終わり方ではありますがこのあたりで失礼します。最後まで読んでいただきありがとうございました。
それではまた
追記:と思ったんですが↑の構築に至るまの色々を書くといって忘れてました。明日にでも書きます