さはるのポケモン感想文

物理ポケモンのC個体値0厳選を推奨する会

【トリプル】Lv2ダイノーズLv2プリン入り速度重視トリパ・弱保ゲル軸

シーズン10お疲れ様でした。

前回の宣言通り今期は弱点保険を使って色々と遊んでいたのですが、その途中本気で使っても良さそうな構築が出来たので110使用し、今回公開することになりました。最高レートは1770ですが、立ち回りに慣れた終盤でも1700ちょっとをウロウロという期間が長かったのでそんなものだと思います。そして最後は1675まで落ちました。

 

 

2016/09/05追記:本構築の親戚みたいなものなのでこちらもどうぞ↓ 

【トリプル】ハナゲブルン~ver.イッシュファイナル

 

それでは中身に入ります

 

 

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一目見てわかるトリックルームパーティ。テンプレとされる構築を、より攻撃的にした感じ。4ターンで勝負を決めるのが難しい(二度トリルをしなければならないことが多い)という問題を解決するのが目標で、表題の速度重視というのはそういった意味でつくことになった。

 

 

f:id:naroday87:20150628145335p:plainブルンゲルじゃくてんほけん

れいせい ちょすい 203-65-102-143-125-59

しおふき シャドーボール じこさいせい トリックルーム

  

トリックルームを展開するターンに後攻で交替技を打つことで、トリルターンを無駄にすることなく安全に任意の(相手の並びに合わせた)アタッカーを繰り出すというコンセプトから構築が始まった。とんぼがえりもボルトチェンジも攻撃技なので、展開役に当ててじゃくてんほけんを発動させることで、さらに攻め手を早くしようということに。こうしてトリックルーム、電気弱点のタイプ、ねこだまし耐性、強力な全体技のあるブルンゲルを採用するに至った。

弱点保険発動後C286のしおふきはもちろん、シャドーボールも命の珠ギルガルドとほぼ同じ指数であり大きく削ることができる。ギルガルドの数値がいかにおかしいかがわかった。

トリルの展開に失敗するとどうしようもないパーティなので、バンギラスクチートを想定してBに厚めの調整をしたつもりだったが、ボルトチェンジを受けることをすっかり忘れていてヒヤヒヤする場面があった。実際にそれが原因で倒れたことはなかったがCを4削ってHにまわすべきであったかもしれない。

 

 

f:id:naroday87:20150628145252p:plainダイノーズ Lv2@きのみジュース

おっとり がんじょう 14-7-9-8-11-6

ボルトチェンジ いたみわけ ちょうはつ ワイドガード

 

初手でトリルを展開するブルンゲルボルトチェンジをするポケモン。HP14がんじょう+きのみジュースによってほとんどの攻撃を2耐えし、滅多なことでは先制せず、ブルンゲルへのダメージが最小限に抑えられるといった理由で適任であった。中央に置くことになり、マジックコート習得可能であることでダークホールへの圧力となるのもよい。

ボルチェンで一度引っ込んだ後にもアタッカーの全体技より先にいたみわけで削ったり、対トリパ以外でも頻繁に見かけるモロバレルや、トリル返しをしてくるポケモンにちょうはつを打ったり、ワイドガードで相手の全体技を防ぐなど仕事が多く腐らなかった。

レベル1ノズパスにも同じことができ、痛み分けのダメージで僅かに勝るが、毒耐性とフリーフォール耐性のあるダイノーズを選んだ。

性格をおっとりにしたのはとてつもない低火力技によってきのみジュースが発動しない程度に削られる(=頑丈が発動しなくなる)のを防ぐため。低レベルポケモンねこだましやフェイントでそういうことが起きる。例えば25ニャオニクスねこだましで性格補正なしだと半分以上残ってしまうがこの値なら乱数次第となる。

相手がレベル50でもツボツボのまきつくは半分残して耐えてしまうということがバトルハウスで判明した。

  

 

f:id:naroday87:20150312133822p:plainニンフィア@こだわりメガネ

れいせい フェアリースキン 202-70-85-178-151-58

ハイパーボイス ムーンフォース はかいこうせん ねごと

 

ダイノーズボルトチェンジから真ん中に繰り出す候補その1。通りが良く威力の高いハイパーボイスがとても強い。

モロバレルナットレイギルガルドが場にいない場合には基本的にこいつを出していくことになる。水とフェアリーの攻撃範囲が優秀で、弱点保険が発動したブルンゲルとこのニンフィアが並んだときには相手の行動を許すことなく一掃してしまえることも多い。相手の並びによってアタッカーを選べるというのはやはり大きかった。

色々と考えた末にD方面が妥協できずHC全振りにしてしまったが、ファイアローのハチマキブレイブバードを耐える調整にしておいた方が無難だったかもしれない。ブルンゲル然りこいつ然り、調整が雑だったところが今回の反省点の一つだなと。

ちなみにそのブルンゲルのところには長くなるので書かなかったが、Sが59なのはトリル下で中央のニンフィアの行動のあとにmoveさせたい場面があるからである。とりあえずパーティ内で同速のポケモンがいるのはあまりよくないと思っている。

 

 

f:id:naroday87:20150628144446p:plainバクーダバクーダナイト

れいせい ハードロック 177-105-90-172-96-40

ふんか かえんほうしゃ だいちのちから まもる

 

ダイノーズボルトチェンジから真ん中に繰り出す候補その2。前に書いたニンフィアを出したくない相手に対して強く、そういったポケモンを先に処理するための駒となる。耐久力が心許なく、メガシンカ前は特に脆いという弱点は後攻ボルトチェンジによってある程度解消される。

ふんかとだいちのちからは確定であるとして、役割対象に炎弱点が集中しているため、ワイドガードや削られたHPを気にせずに打てるかえんほうしゃを採用。また、有利不利のはっきりしたポケモンであるため、縛りを解除するのに有効なまもるを採用。メガシンカターンに守ることでモロバレルドサイドン等より遅くなれることも重要である。

ねっぷう持ちのメガバクーダも多いが、HP最大値を保ちやすいこのパーティではほしい場面がなかった。何より命中率90はあてにならない。

 

 

f:id:naroday87:20150628144348p:plainプリンLv2@きあいのタスキ

なまいき フレンドガード 16-6-6-6-7-4

がむしゃら いやしのはどう よこどり まもる

 

全体技を通していくのが主な勝ち筋となるので、ワイドガードを剥がすポケモンとして採用。よこどりは相手依存の技であり場に直接影響を与えられないので、空振りしても立っているだけで役に立つポケモンとしてフレンドガード持ちを選ぶことになった。

横取りをする以外にも、ブルンゲルバクーダが削られている場合、潮吹きや噴火よりも先にいやしのはどうを打つことで威力を戻すことができるし、攻撃の通りが悪い相手にがむしゃらを打つことで全体技に巻き込んで倒すことができるようになる。といったように、コンボ成立後の攻勢をスムーズにする要素が詰まっている。守るはフレガの保存だけでなく、ワイガ持ちを処理するまで残しておかないと終盤押しきれない場面を想定してのものである。

 

 

f:id:naroday87:20150312142326p:plainドーブル@こだわりスカーフ

ようき マイペース 130-40-72-22-81-139

ねこだまし ダークホール このゆびとまれ たたみがえし

 

何度も書いているように、トリル展開を行うことが非常に重要なパーティであるため、ブルンゲルの反対端から相手の妨害を防ぐ必要がある。ねこだましこのゆびとまれを両立できるのがドーブルだけなのでほぼ一択であった。

対角(ブルンゲルの正面)の攻撃を防ぐ手段にはたたみがえしとフリーフォールがあるが、フリーフォールは効果がない相手がいる上に次の次のターンまで交替ができず技も避けてしまうため展開が遅くなってしまい候補から外れた。ただし畳返しは味方のボルトチェンジも防いでしまうため、こちらもフリフォほどではないが少し遅くなってしまう。ちょうはつなど補助技を通してしまうのも痛いので微妙な選択ではある。

倒れずに一度引っ込めた場合に展開が遅れているので詰めの段階でトリルが切れ、そのタイミングでドーブルが出せるということが多く、不安定だがダークホールが役に立つ場面もあった。

 

ということで、基本的にはこの並びを出し、

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このゆびとまれボルトチェンジトリックルーム

 

ドーブルが倒れ、トリルが成功

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トリル下でこの並びとなる。というのが理想的な流れ(とてもピンク)。

 

結構な割合でうまくいったが、トリル封印をしてきそうなニャオニクスサーナイトには封印を横取りできるプリンを初手から出しておく、ブルンゲルの正面に来てもらっては絶対に困るボルトロス等がいる場合にはドーブルを中央に出すなどある程度柔軟に動かす必要がありそこが難しい。とにかく如何にして初手のコンボを理想に近い形で決めるかというところが勝敗を分ける印象であった。

 

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           構築内容は以上となります

   よく見たら各世代のポケモンが一体ずつ採用されてるんですね

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さて、いつも以上に長くなっているので手短にまとめます。

使ってて楽しい構築でした。やりたいことが明確に決まっているパーティが性に合います。そして対戦相手からみた選出画面のインパクトもなかなかだったんじゃないかなあなんて風にも思いました。

原点が「じゃくてんほけんをどうにかしてうまく使ってやろう!」というところだったので、目的が達成できた気分で嬉しいです。まあそういうことで、シーズン11をどんな構築で戦っていくかはまだ決まっていないのですが、またコンセプトを決めて組んでいこうかなと思っています。

次回は来期の記事より先に、この構築に至るまでの没になったあれこれを紹介する記事でお目見えすることになる気がします。

それでは。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。